石破茂首相は26日、防衛省で行われた自衛隊殉職隊員追悼式に参列し、任務中の事故などで死亡した隊員に哀悼の意を示した。「尊い犠牲を無にすることなく、遺志を受け継ぎ激変する安全保障環境の中、国民を守る、日本を守る。世界の平和と安定に貢献するため全力を尽くす」と述べた。
中谷元・防衛相は「生前、国の防衛に尽くした功績と努力が今の平和につながっているのは間違いない」と悼んだ。
式典では、伊豆諸島の鳥島東方海域で4月に発生した、海上自衛隊ヘリコプター2機の衝突事故で死亡した乗員8人を含む計32人を追悼。内訳は陸上自衛隊16人、海自13人、航空自衛隊2人、防衛省の内部部局1人。