【ソウル共同】韓国ソウルの繁華街・梨泰院で日本人2人を含む159人が亡くなった雑踏事故の遺族らが26日、発生から近く2年となるのを前に追悼行事を開いた。事故現場に花を手向け、祈りをささげた後、ソウル中心部まで行進。大統領府前で立ち止まり、いまだに責任者の処罰が不十分だと訴えるとともに、真相究明を求め「事故を忘れない」と声を上げた。
事故は22年10月29日に発生。ハロウィーンを控えた週末、若者らが集まった梨泰院の路地で密集した人々が折り重なるように倒れて多くが圧死し、警察や行政の不手際が問題となった。