公明党は、衆院選大阪3区で前職の佐藤茂樹副代表の落選が確実となり、小選挙区で全勝できなかった。西田実仁幹事長はBS朝日番組で、自民党が派閥裏金事件で非公認とした候補の政党支部に活動費2千万円を支給した問題について「公示後に急浮上し、駄目押しになった」と述べた。「政治とカネを含め与党に対する大変な怒りが如実に表れた」とも語った。
公明は小選挙区で候補者11人の全員当選、比例代表で現有23議席以上の獲得を目標に掲げた。埼玉14区に初挑戦した石井啓一代表を含む小選挙区候補全員が比例と重複で立候補せず「背水の陣」で挑んだ。