福岡11区で、自民党旧二階派の事務総長を務め、派閥裏金事件で党役職停止1年の処分を受けた前職武田良太氏(56)を破って初当選した日本維新の会の新人村上智信氏(55)は28日朝、福岡県行橋市の事務所で記者団に「地域の代表として政治の流れをクリーンにしたい」と責任をかみしめるように語った。
万歳をする自身の写真が掲載された新聞を指さして喜びの表情を見せた。経済産業省出身で前回、前々回と武田氏に3万5千票以上の差をつけられ落選。「政治とカネの問題で自民党に逆風が吹いた影響が大きかった」と勝因を分析した。「三度目の正直」を期した今回、自民派閥の裏金事件を糾弾した。