埼玉新聞

 

好評!キッチンカーマルシェ、出来たて料理で人々にぎわう 埼玉・狭山の広場に5台出店 仕掛け人の狙いは

  • キッチンカーで購入した料理を楽しむ人々=狭山市の西武新宿線狭山市駅西口

 出来たての料理が味わえるキッチンカーを活用して地域ににぎわいを創出する取り組みが狭山市で進められている。仕掛け人は「さやまキッチンカー協会(狭山市)」の代表野口功祐さん。「場所を提供していただく皆さんの協力の輪を広げ、地域活性化につなげたい」と期待を込めている。

 11月下旬の金曜日、西武新宿線狭山市駅西口市民広場で始まったイルミネーションに合わせ、近くの商業ビル前広場で行われた「キッチンカーマルシェ」。週末の大人時間をコンセプトにまき窯で焼いたピザやベトナム料理、鉄板焼きなどが楽しめるキッチンカーが5台出店。近くで働く人々などが訪れ、にぎわった。

 さやまキッチンカー協会は、同市内で自動車の販売や修理業を営む野口さんがキッチンカーを通じて地域活性化につなげようと、今年6月に設立。これまでの登録店舗は市内外の28店舗で、同市柏原地区では毎月マルシェを開催している。また野口さんの会社が今年3月から開始したキッチンカーのレンタルサービス「チャレンジキッチンカー」プランも飲食店の新規開業や業態転換へ向けたテスト販売に活用されるなどの利用があり好評だという。

 野口さんのもとには「昼食を取れる場所がないので、昼間に出店してほしい」「周囲に飲食店が少ない病院へ出店してほしい」などの要望が届いているという。野口さんは「キッチンカーを出店したい人と出店場所をつなぐ取り組みを通じて地域活性化に貢献したい」と話していた。

 次回以降のキッチンカーマルシェは17日、来年1月7日に狭山市駅西口近くの狭山フロント庭園前で開催が予定されている。内容などは、さやまキッチンカー協会のホームページへ。

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