富山南署は28日、富山市の50代男性が、投資家の村上世彰氏をかたる交流サイト(SNS)をきっかけに知り合った人物から投資を勧められ、計約3億7800万円をだまし取られたと明らかにした。富山県内のSNS型投資詐欺の被害としては、2023年1月の統計開始以降、最高額という。
署によると、男性は4月初旬、SNS上の広告から誘導された、村上氏を名乗るLINEアカウントとやりとりを始めた。投資アシスタントという女を紹介され、投資用アプリのダウンロードを指示された。
その後、株トレーダーという人物の助言に従いアプリ上で株を運用。7~8月に指定口座に計38回、現金を振り込んだ。