【ブリュッセル共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がドイツ国内で少なくとも3工場の閉鎖を検討していることが28日、分かった。数万人の人員削減や、従業員の賃下げも検討している。従業員を代表する労働評議会が明らかにした。
VWは中国市場での競争激化や電気自動車(EV)の販売失速で業績が悪化しており、抜本的なリストラで経営の立て直しを図る。VWが本拠地ドイツで工場を閉鎖すれば、1937年の設立以来、初めてとなる。
VWは9月2日、国内工場の閉鎖を検討中であることを表明していたが、規模などの詳細は不明だった。