県警は28日、今回の衆院選で、浦和署に留置されている50代男性の不在者投票用紙が未投函(とうかん)だったと発表した。男性に投票が無効票となることを説明し、謝罪したという。
県警留置管理課によると、公示日の15日の希望調査で男性が投票を希望し、23日に投票用紙に記入。担当の20代男性巡査部長らが関係書類の発送準備を整えたが、28日午前9時に出勤した際、書類が未投函だったことに気付いた。
同課の蓮見紀行指導官は「今後、被留置人の選挙権を侵害しないよう、再発防止に努める」と述べ、発送終了までの手続きを明確化するなどの改善を行うとした。