「バチェロレッテ・ジャパン」で人気の當間ローズが平和祈り歌う 自らポルトガル語に翻訳も
恋愛リアリティー番組「バチェロレッテ・ジャパン」に出演し、端正で華やかな容姿と鍛え上げられた肉体で脚光を浴びた當間ローズが、平和への祈りを込めた楽曲「涙 世界のどこかで瞬間」をリリースし話題を呼んでいる。
當間はブラジル生まれで静岡県出身。歌手、モデル、俳優、華道家とマルチに活躍している。日本語とポルトガル語に加え、ほぼ独学で英語、スペイン語も身に付けた“クワトロリンガル”で、「涙」の歌詞を自ら翻訳しポルトガル語でも歌っている。
「元の歌詞から想像を膨らませて、きっとこういうことを伝えたかったんじゃないか…と考えながら翻訳しました」と言う當間。ポルトガル語は言葉を尽くして語る傾向があるため、歌詞の「平和」について掘り下げて考え「空から鉄のパンが降ってくる」「涙がワインのように大地を染める」と戦火の絶えない現実を表現した。
今後別の言語でのリリースを視野に「日本だけでなく、海外でもいろんな方がこの曲を聴いて何か感じてくれたらうれしいです」と力を込める。
5歳で日本に来て最初に覚えた日本語が「仲間に入れて」だった當間。周囲に受け入れられ、肯定された経験から「人を幸せにしたい」との思いが強く、華道家として子どもたちにロスフラワー(廃棄対象の商用花)を贈る活動にも取り組む。
「涙」は2009年に別のアーティストが歌った楽曲で、當間の誠実な人柄に魅せられた関係者の後押しでリバイバルカバーが実現した。
「最初は僕でいいのかな?と思ったけれど、壮大ですてきな曲なのでどうしても歌いたいと思うようになりました」。周囲の期待に応え、當間は祈る気持ちを柔らかな声にのせて歌う。
11月4日にはパルテノン多摩(東京都多摩市)の大ホールで配信リリース記念ライブを開催する。