【モスクワ共同】ロシア国防省は29日、軍最高司令官であるプーチン大統領の指揮下で戦略核戦力の演習を実施したと発表した。「核の3本柱」と呼ばれる大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、長距離爆撃機を使用。プーチン氏は「『核の3本柱』はわが国の主権と安全の理想的な保証者であり続けている」と意義を強調した。
プーチン氏が9月下旬に核兵器使用の基準を定めた核ドクトリンの改定案を公表し、従来の基準の引き下げ方針を示してから初めての大規模な核演習とみられる。ベロウソフ国防相は「敵の核攻撃に対抗するための大規模な反撃を想定したものだ」と報告した。