依願退職…パニックになって上司に暴行した部下 清掃の指導中に 大宮駐屯地が処分 暴行を目撃した隊員らが報告し発覚 今は「深く反省している」と語る20歳
2024/10/30/13:25
陸上自衛隊大宮駐屯地(さいたま市北区)は28日、現金を横領したとして、第32普通科連隊所属の男性陸士長(20)を同日付で停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、男性陸士長は2023年6月30日、東京都練馬区のコンビニで、同じ部内の隊員が置き忘れた財布から現金2万9千円を横領した。同年7月1日に警察から「財布を窃取した容疑で逮捕している」と連絡があり発覚した。同僚隊員とは示談が成立し、同駐屯地は横領と判断したとしている。
また、上官に暴行を加えたとして、第32普通科連隊所属の男性2等陸士(20)を同日付で停職40日の懲戒処分にしたと発表した。男性2士は、今年4月12日に隊舎の清掃について指導を受けている際にパニック状態になり、上官を蹴るなどの暴行を加えた。現場を見ていた複数の隊員が別の上官に報告し、発覚した。いずれも「深く反省している」と話し、男性2士は依願退職の意向を示しているという。