【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は３０日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの北朝鮮派兵を協議する緊急会合を開いた。会合に参加した北朝鮮の金星国連大使は、ロシアの主権と安全保障が脅かされた場合には「必要な決定を下す」と述べ、ウクライナとの戦闘に参加する可能性を示唆した。

　ロシアのネベンジャ国連大使は、派兵情報はウクライナや米国などのうそだと否定し、「ＮＡＴＯの派兵を正当化するためだ」と主張した。一方で「北朝鮮との軍事交流は国際法違反ではない」と述べ、協力を深化させる姿勢を強調。「第三国を標的にしたものではなく、地域や国際社会への脅威にはならない」と各国に理解を求めた。