東京電力は31日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出し完了は、連休明け以降になるとの見通しを示した。30日に微量のデブリを爪形器具でつかんでおり、そのまま引き抜いた上で放射線量を測定。規定値以下ならば輸送用容器に入れて取り出す。
デブリの大きさは5ミリ程度で、重さは不明。計画では3グラム以下のものを取り出すとしている。
東電によると、デブリ表面の線量を測定し、毎時24ミリシーベルト以下と確認できれば容器に入れる。24ミリシーベルトを超えれば原子炉格納容器内に戻す。
デブリ取り出しは8月と9月にミスやトラブルで中断。10月28日に再開した。