埼玉新聞

 

北朝鮮兵と交戦「数日内」 米長官、「軍事標的」と警告

  •  米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)後の共同記者会見に臨むブリンケン米国務長官(右)=10月31日、ワシントン(ロイター=共同)

     米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)後の共同記者会見に臨むブリンケン米国務長官(右)=10月31日、ワシントン(ロイター=共同)

  •  ウクライナのゼレンスキー大統領=10月17日、ブリュッセル(ロイター=共同)

     ウクライナのゼレンスキー大統領=10月17日、ブリュッセル(ロイター=共同)

  •  米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)後の共同記者会見に臨むブリンケン米国務長官(右)=10月31日、ワシントン(ロイター=共同)
  •  ウクライナのゼレンスキー大統領=10月17日、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【キーウ、ワシントン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は10月31日放送の韓国KBSテレビのインタビューで、ロシアに派遣された北朝鮮兵とウクライナ軍との交戦が「数日内に起きる」との見方を明らかにした。ブリンケン米国務長官も同様の認識を示し、北朝鮮兵が戦場に入れば、ウクライナ軍の「正当な軍事標的」になると警告した。

 北朝鮮兵との交戦が確認されれば、2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵攻は新たな局面を迎える。

 ゼレンスキー氏は10月30日実施のインタビューで、ウクライナ軍が越境攻撃をしているロシア西部クルスク州に北朝鮮兵の一部が入っているとして「戦闘参加の準備をしている」と述べた。

 「北朝鮮兵はロシア兵よりも前面に押し出される」とし、多数の北朝鮮兵が犠牲になるだろうと指摘した。今後はウクライナ国内にも北朝鮮兵が投入されるとの見通しを語った。

 ブリンケン氏はワシントンで開いた米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)後の共同記者会見で、既に約1万人の北朝鮮兵がロシア入りしていると説明した。

ツイート シェア シェア