埼玉新聞

 

暴力団、借金ない男性へ支払い要求…埼玉県警が中止を命令してもまた要求 そこで…「よく分かりました」

  • 埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 不当な金品などの贈与要求を繰り返したとして、県公安委員会は21日、秩父市山田、指定暴力団山口組傘下組織組員で職業不詳の組員(39)に暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。

 県警捜査4課によると、組員は1月23日、日高市の40代の男性会社経営者に、実際には金を貸していないのに約2千万円の支払い要求し、6月に飯能署長から中止命令を受けた。9月7日には秩父市の20代の男性会社員に同様の手口で約50万円を求めて10月に秩父署長が中止命令を出した。

 県公安委は今後も反復して同様の違反行為を行う恐れがあるとして、再発防止命令を出した。組員は事実を認め「よく分かりました」と話しているという。

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