ANAホールディングスと日本航空の2024年9月中間連結決算が1日、出そろった。売上高は好調なインバウンド(訪日客)需要に支えられ、ANAは中間期の過去最高を更新し、日航も12年の株式再上場後で最高となった。しかし、円安ドル高の影響で航空機の燃料などの費用がかさみ、純利益はいずれも前年同期に比べ減少した。
売上高は、ANAが9・7%増の1兆995億円、日航が9・9%増の9018億円。両社とも国際線の売上高が過去最高だった。国内線の旅客数は、ANAは増えたが、日航は減少した。
純利益は、ANAが13・3%減の807億円、日航が19・1%減の498億円だった。