1日午前3時ごろ、ふじみ野市上福岡1丁目、無人ホルモン販売店「24時間無人ホルモン直売所・ふじみ野店」で、料金箱から箸で現金を抜き取ろうとした男を警戒中の警察官らが発見し、窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕した。東入間署に逮捕されたのは、ふじみ野市北野、自称解体工の男（35）で、「金がなくてやった」と供述しているという。

　同署によると、同店は出入り口を入ると、正面など2カ所に商品が入った冷凍庫、壁際に木製の料金箱（縦30センチ、横90センチ、高さ90センチ）が配置されている。客は冷凍庫に入ったホルモン商品を自由に取り出し、料金箱の上部にある投入口（縦10センチ、横30センチ）から料金を投入する。

　10月以降、未明の時間帯にフードをかぶった人物が商品や、料金箱から箸で現金を盗む事件が相次いでいた。同27日、同店を経営する会社から被害届があり、署は翌28日から現場周辺で張り込んでいた。犯行時、男はフードをかぶっており、署は一連の事件にも関与している可能性が高いとみて調べる。