埼玉新聞

 

別れ話、集団暴行へ激化か 現金引き出しも

  •  男子大学生が倒れていた公園に供えられた花束=10月30日、北海道江別市

     男子大学生が倒れていた公園に供えられた花束=10月30日、北海道江別市

  •  北海道警江別署に運び込まれる川村葉音容疑者の車=10月

     北海道警江別署に運び込まれる川村葉音容疑者の車=10月

  •  男子大学生が倒れていた公園に供えられた花束=10月30日、北海道江別市
  •  北海道警江別署に運び込まれる川村葉音容疑者の車=10月

 北海道江別市の公園で男子大学生が集団暴行された傷害致死事件は、交際相手の大学生八木原亜麻容疑者(20)ら16~20歳の計6人が逮捕された。2日で発覚から1週間。道警は交際を巡るトラブルから激しい暴行に発展したとの見方を強めるが、数人が「被害者のキャッシュカードで現金を引き出し、分け合った」と供述しており、動機解明に向けた捜査が進む。

 10月26日早朝、全裸で倒れている長谷知哉さん(20)が公園で発見され、その後死亡が確認された。道警は翌27日に八木原容疑者を、29~30日に大学生川村葉音容疑者(20)とその交際相手の少年(17)らを逮捕した。

 長谷さんを知る人らは「まじめでもの静か」と口をそろえ、通っていた学習塾の男性講師は「未来ある生徒だったので非常に残念」と肩を落とす。長谷さんは八木原容疑者と同じ釧路市の中学校の1学年上で、共に合唱部に所属。中学時代の八木原容疑者を知る女性は「優しくて悪口を言わない。事件には違和感がある」と首をかしげる。

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