トヨタ自動車と米新興企業のジョビー・アビエーションは2日、開発を進める「空飛ぶタクシー」の機体を静岡県裾野市の研究施設で報道陣に公開した。滑走路のような大規模な施設を必要とせず、低価格で気軽に空を移動できる次世代モビリティー(乗り物)として期待されている。
公開した機体は「eVTOL(イーブイトール)」と呼ばれ、ヘリコプターやドローン、小型飛行機の特徴を併せ持つ。全長6・4メートルで、座席数は5席。巡航速度は時速320キロ。静粛性に優れ、運用コストが低く抑えられるため、都市圏において通勤者や出張者、旅行者などの利用が見込まれるという。