埼玉新聞

 

イランの再報復「数日内」か 弾道弾でイスラエル攻撃も

  •  10月26日、イランの首都テヘランで撮影された閃光(せんこう)(右上)(イラン学生通信のXから・共同)

     10月26日、イランの首都テヘランで撮影された閃光(せんこう)(右上)(イラン学生通信のXから・共同)

  •  10月26日、イランの首都テヘランで撮影された閃光(せんこう)(右上)(イラン学生通信のXから・共同)

 【ワシントン共同】イスラエルによる10月26日のイランへの反撃に関し、複数の米政府当局者は数日内にイランが再報復する可能性があるとの見方を示した。ニュースサイト、アクシオスが2日報じた。複数のイスラエル政府当局者は、イラン革命防衛隊と親イラン組織が無人機や弾道ミサイルを使ってイラク国内から攻撃することがあり得るとみている。

 イランは10月1日、イスラム組織ハマスの最高指導者だったハニヤ氏暗殺や、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師殺害に対する報復として、イスラエルを弾道ミサイルで攻撃。イスラエルはイランの防空システムなどを狙って反撃した。米国と調整し、イランの石油施設や核関連施設は対象から外した。イラクには親イラン組織の拠点がある。

 アクシオスによると、バイデン米政権は最近、利益代表部を務めるスイスを通じてイランに対し「米国はイスラエルを抑え込むことはできない」と警告。米政府当局者は次の攻撃の標的を前回同様に調整できるかどうかは分からないと語った。

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