【ジャカルタ共同】インドネシアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)の元幹部が3日、ジャカルタ郊外で集会を開いた。JIは6月に解散を発表。服役中の元最高指導者パラ・ウィジャヤント受刑者が国家警察の監視下で一時的に出所して主催し、各地域を統括した構成員100人超を前に、脱過激化と非暴力を説いた。
JIは、日本人を含む200人以上が死亡した2002年のバリ島爆弾テロの実行組織。解散に伴い「イスラム法(シャリア)の教えを胸に、インドネシア国家の膝元へ帰還」などと題した集会を各地で開催し、警察に武器を引き渡している。