町のシンボル、幻想的に 渋沢栄一揮毫の書を基にした碑に69本の竹あかり 埼玉・長瀞でライトアップ
2021/12/26/00:00
長瀞町長瀞の秩父鉄道長瀞駅前に設置されている町のシンボル「長瀞は天下の勝地」の碑が、25日からライトアップされた。深谷市出身の実業家・渋沢栄一が揮毫(きごう)した書を基に建てられた碑の周りには、地元小学生らが制作した69本の竹あかりがともり、幻想的な空間をつくり出している。
コロナ禍で打撃を受けた観光を盛り上げようと、町産業観光課が企画。碑のライトアップは初の試みとなる。竹あかりは、地元小学生やボランティア団体ら計50人が約半年かけて制作した。
同日に点灯式が行われ、1928年建立の高さ約5・4メートルの歴史ある碑が、発光ダイオード(LED)投光器と、花模様などが彫られた竹あかりに照らされ、町全体を華やかにした。竹あかり作りを手伝った長瀞第一小2年の伊藤咲希さん(8)は「きれいな作品ができた。この明かりでみんなが元気になってほしい」と話した。