「コロナで寄付」と電話…じつは詐欺、信じた姉被害 妹に相談して発覚、口座から86万円消える
2021/12/29/00:00
上尾署は27日、桶川市の無職女性(85)が手渡し詐欺で、キャッシュカード2枚をだまし取られたと発表した。カード2枚を利用され、現金計約86万円を引き出されていた。
同署によると、12月6日午後2時25分ごろから数回、女性方に市役所職員などを名乗る男女から「高齢者に対して、コロナの関係でお金を寄付していました」「新しいキャッシュカードを作る必要がある」などと電話があった。信じた女性は同日午後3時半ごろ、自宅近くの路上で、金融機関職員を名乗る男にカード2枚を手渡した。1人暮らしの女性は別居の妹に相談して、詐欺ではないか不安になり、同日午後8時半ごろ、110番した。署が捜査を進め、27日に被害届を受理した。
カードを受け取った男は20代で身長約170センチ、黒色系のスーツを着ていた。