埼玉新聞

 

中ジョッキ3杯のビール飲み、車で帰宅…酒気帯び運転の中学教諭を懲戒 教諭は退職/さいたま市教委

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 酒を飲んで車を運転したとして、さいたま市教育委員会は26日、同市岩槻区内の市立中学校の男性教諭(30)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性教諭は同日、依願退職した。

 市教委教職員人事課によると、男性教諭は部活動の指導を終えた4月6日午後8時50分ごろから同11時10分ごろまで、同市大宮区大門町の居酒屋で1人で中ジョッキ3杯のビールを飲み、酔いを覚まそうと同区下町の駐車場の車の中などで約3時間ほど過ごした後、帰宅するため車で発進。同7日午前2時ごろ、同区北袋町で警戒中だったパトカーに停車を求められ、検査を受けたところ、呼気1リットル当たり0・15ミリグラムのアルコールが検出された。

 男性教諭は4月25日、道交法違反(酒気帯び運転)でさいたま簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、同日納付した。

 男性教諭は2014年4月に採用され、17年4月に現在の中学校に着任。保健体育を担当し、1年生のクラスを担任していたという。

 細田真由美教育長は「教員が酒気帯び運転をしたことは断じて許されず、生徒や保護者、市民の皆さまに深くおわび申し上げます」とコメントした。

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