福島第1原発でデブリ初回収 東電、本格的な取り出しへ分析
2024/11/07/12:22
東京電力は7日、福島第1原発2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを完了したと発表した。2011年3月の事故後初めて。今後、茨城県の研究施設に運んで分析する。1~3号機に推計880トンあるデブリの取り出しは廃炉工程の最難関。30年代に3号機で計画する本格的な取り出しに向け、工法や保管方法の検討に活用する。しかし技術的課題は山積しており、将来の処分場も決まっていない。