埼玉新聞

 

福島第1原発でデブリ初回収 東電、本格的な取り出しへ分析

  •  10月30日、東京電力福島第1原発2号機のデブリをつかんだ採取装置(右上)。同社は7日、試験的な取り出しを完了したと発表した(同社提供)

     10月30日、東京電力福島第1原発2号機のデブリをつかんだ採取装置(右上)。同社は7日、試験的な取り出しを完了したと発表した(同社提供)

  •  東京電力福島第1原発。同社は7日、2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを完了したと発表した=8月

     東京電力福島第1原発。同社は7日、2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを完了したと発表した=8月

  •  10月30日、東京電力福島第1原発2号機のデブリをつかんだ採取装置(右上)。同社は7日、試験的な取り出しを完了したと発表した(同社提供)
  •  東京電力福島第1原発。同社は7日、2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを完了したと発表した=8月

 東京電力は7日、福島第1原発2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを完了したと発表した。2011年3月の事故後初めて。今後、茨城県の研究施設に運んで分析する。1~3号機に推計880トンあるデブリの取り出しは廃炉工程の最難関。30年代に3号機で計画する本格的な取り出しに向け、工法や保管方法の検討に活用する。しかし技術的課題は山積しており、将来の処分場も決まっていない。

もっと読む
ツイート シェア シェア