埼玉新聞

 

がん闘病の作家、初の個展開催へ あみぐるみ「作品手に取って」

  •  自身の作品を持つほし☆みつきさん(南雲保夫さん撮影)

     自身の作品を持つほし☆みつきさん(南雲保夫さん撮影)

  •  病室でお気に入りのペンギン親子のあみぐるみを手にするほし☆みつきさん=2日、埼玉県川口市

     病室でお気に入りのペンギン親子のあみぐるみを手にするほし☆みつきさん=2日、埼玉県川口市

  •  自身の作品を持つほし☆みつきさん(南雲保夫さん撮影)
  •  病室でお気に入りのペンギン親子のあみぐるみを手にするほし☆みつきさん=2日、埼玉県川口市

 毛糸を編んで動物や鳥などを作るあみぐるみ作家のほし☆みつきさん(51)が14~16日、東京・下北沢のギャラリー「スペーススプラウト」で初めての個展を開く。ステージ4の原発不明がんと診断され闘病生活を送りながら、展示販売する作品の手直し作業を進めているほしさん。「わくわくどきどきしている。一つでも多く作品を手に取ってもらいたい」と話している。

 大好きなミッキーマウスのあみぐるみキットを手芸店で見つけたことをきっかけに、「自分で作ってみたい」と25年ぐらい前に制作をスタート。作家として活動し、犬や干支などのかわいらしい作品集をこれまでに20冊以上出版、海外でも翻訳されている。

 ほしさんががんと分かったのは6月。「個展を開いたことがないのでやっておきたかった」という思いを聞いた友人や出版社の担当者らが今回の企画を実現させた。

 個展で展示販売する作品は600点ほどに上り、ほしさんは進行するがんと闘いながら、一つ一つ修復作業を続けている。

 詳しい時間はスペーススプラウトのホームページで。

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