返金されるはずが…3050万円失う ネット回線の未払いやサイバー保険、犯罪の容疑、補償金が必要などと数回電話 「振り込んだ金は返金する」と聞かされ、31回にわたり振り込む 被害を申告した80歳
2024/11/08/13:38
春日部署は7日、春日部市に住む無職の男性(80)が、現金約3050万円をだまし取られる架空請求詐欺被害にあったと発表した。
同署によると、7月14日ごろから数回、男性に携帯電話会社の社員を名乗る男などから、「契約したネット回線の未払いがある」「サイバー犯罪の容疑がかかっている」「被害を受けた人への補償金が必要だ」「サイバー保険に入れば対応できる」などと電話があった。
信じた男性は同日から9月8日までの間、31回にわたって現金計約3050万円を指定された口座に振り込んだ。
男性は「振り込んだ金は10月31日に返金する」と聞いていたといい、31日になっても返金がなかったことから、同日午後0時10分ごろ、男性自ら同署を訪れ被害を申告した。