埼玉新聞

 

死亡火災が2件、埼玉県内で相次ぐ 川越の5階建てマンションとふじみ野の住宅、焼け跡から計4人の遺体

  • 年明け県内で火災相次ぐ

 年明けの1日から2日にかけて、県内で死亡火災が2件発生し、計4人の遺体が見つかった。

 1日午前3時50分ごろ、川越市笠幡の鉄筋コンクリート5階建てマンション「フラワリー霞が関」1号館1階の男性(77)方から出火し、室内を全焼。焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかった。男性と妻(81)と連絡が取れず、川越署は遺体の身元を確認している。

 同署によると、男性は3人暮らしで当時、3人とも在宅していた。男性の娘(51)が一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送された。近隣住民が同方から火が出ているのを発見し110番した。出火原因を調べている。

 2日午前2時20分ごろ、ふじみ野市水宮の男性(85)方から出火。木造2階建て住宅を全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。東入間署によると、男性は妻(82)、長女(50)と3人暮らしで、男性、妻と連絡が取れておらず、身元の確認を急いでいる。

 同署によると、長女は2階から飛び降りて逃げ、救急搬送された。近隣住民が同方から火が上がっているのを発見し119番した。出火原因を調べている。

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