自動車大手7社の2024年9月中間連結決算が8日、出そろった。トヨタ自動車やホンダなど5社が減益だった。中国市場が現地メーカーの低価格攻勢を受けて苦戦した。北米市場で競争が激化し、販売促進費用が増えた企業も目立った。
売上高は日産自動車と三菱自動車を除く5社が中間決算として過去最高だった。外国為替市場の円安が押し上げた。
純利益は、最大手のトヨタが前年同期比26・4%減の1兆9071億円だった。認証不正問題で人気車種の生産が一時停止したことも響いた。
ホンダは19・7%減の4946億円だった。北米事業は堅調だったものの、中国事業が足を引っ張った。