埼玉新聞

 

人と人とをつなぐ役 年賀状の元日配達、さいたま中央郵便局で出発式 オートバイで配達先へ「出発!」

  • 年賀状を積んだオートバイで配達先に向かう配達員たち=1日午前7時半、さいたま市南区のさいたま中央郵便局

 年賀状の配達が1日、全国一斉に始まった。日本郵便によると、全国で元日に配達された年賀郵便物数は前年比11%減の10億3千万通で、国民1人当たり約8通を受け取った計算になる。

 さいたま市南区のさいたま中央郵便局(行田正裕局長)は同日午前7時20分から、清水勇人さいたま市長を招いて元旦配達出発式を行った。

 行田局長は、120人の配達員に対し「新型コロナウイルスの影響で帰省もままならず、親戚、知人、友人に会えず年賀状を心待ちにしている方が数多くいる。交通事故に注意し、一通一通を確実、丁寧に届けてほしい」と激励。清水市長は「年賀状は日本の大切な文化であり、人と人とをつなぐ役割を果たしている」とあいさつした。

 テープカットを行った後、第一集配営業部の四ツ谷晃一部長が「出発!」と号令を掛け、オートバイに乗った配達員たちが次々と配達先に向かった。同局はこの日235万通を配達した。

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