埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で21人感染 オミクロン株に1人、埼玉初の市中感染…県が警戒、今後さらに広がる恐れ

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは3日、新型コロナウイルスの感染者を新たに21人確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が12人、さいたま市4人、川口市1人、川越市0人、越谷市4人。感染者が20人を超えるのは79日ぶり。また県内の20代女性が新たに新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染した。女性は海外渡航歴がなく、県感染症対策課は「市中感染とみられる」としている。県内でのオミクロン株感染者は3人目。市中感染者は初。

 これまでに確認された感染者は11万6135人(チャーター便帰国者含む)、死者は1059人(3日午後6時現在)。

 2日午後9時時点の重症者は1人、感染者の入院は59人、ホテル療養17人。自宅療養33人。退院・療養終了は11万4930人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め10~50代の男女14人。うち10~50代の男女8人はワクチン2回接種済みだった。

 新規感染者のうち1人は新変異株「オミクロン株」に市中感染したとみられ、県感染症対策課は「年末年始で普段接触のない人と飲食を共にする機会が増えており、今後さらに市中感染が広がる恐れがある。特に飲食店などでの基本的感染対策を再度徹底してほしい」と呼び掛けている。

 2日に国が公表したオミクロン株陽性者の濃厚接触者に県内在住者はいなかった。県内の宿泊療養施設などで健康監察を行っている濃厚接触者は370人。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは20~40代の男女4人。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは、50代女性1人。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、20~40代の男女4人だった。

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