慶大の清原が9日、最後の早慶戦の初戦で4打数4安打1打点と固め打ちした。課題である右方向に安打を重ね、2―0の六回は左翼席へ「完璧。一生の思い出」と自賛する3号ソロ。八回も自身初の4安打目となる右前打を放った。
プロ野球で活躍した父・和博さんが見守る中、2万6千人の大観衆を前に勝負強さを印象付け「父親のDNAですかね」と屈託なく笑った。
プロ志望で臨んだ10月のドラフト会議では名前を呼ばれなかったが「ポジティブに切り替えられた」と気持ちの整理はついた様子。「全てを出し切り、笑って終わりたい」と力を込めた。