未払い料金払いに…通帳には支払いが明記 応対の信用金庫職員が詐欺直感、被害防ぐ 新座署が感謝状
2019/04/27/00:00
職員らの機転と連携で振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして、新座署は新座市片山1丁目の西京信用金庫新座支店(井口貴浩支店長)と同職員山本圭太さん(30)に感謝状を贈呈した。
同署などによると、3日午前11時ごろ、同支店窓口に同市の男性(85)が訪れ「携帯の未払い料金を支払いにきた」などと話した。応対した山本さんが男性の通帳に料金の支払いが明記されていることを確認し、応対中に何度も携帯に電話がかかってきたことから、架空請求詐欺と直感。報告を受けた上司が同署に通報した。
男性方には同日午前、男から「未払い料金があるため支払ってほしい」などと電話があり、男性は同支店を訪れていた。
感謝状を贈呈された山本さんは「日ごろからやっているお客さんへの声掛けをたまたま私がやっただけだが、被害が防げて本当に良かった。今後も職場では周囲に目を配りながら声掛けを実施していきたい」と話していた。