【台南共同】17世紀に台湾をオランダ支配から解放した英雄とたたえられる鄭成功が長崎県・平戸で生誕してから400年を記念する献茶式が9日、台湾南部の台南市で開かれた。平戸藩主・松浦家の第41代当主で、茶道鎮信流宗家の松浦章さんが献茶した。
鄭成功の遺徳をしのび、日台友好を促進するために台南市などが主催。鄭成功を祭る「延平郡王祠」で行われた。
松浦さんは「(鄭成功には)400年を経ても(日台の)現代人を結び付ける力がある。とても意味のあることで、心を込めて献茶した」と話した。
日台双方の参加者に茶と茶菓子が振る舞われた。