埼玉新聞

 

かつては全国水質ランキングで15年連続ワーストワンの綾瀬川 清掃活動や住民の意識改革で水質改善進む 川沿いで住民らが清掃活動、ごみ470キロを回収 「思っていたよりも多かった」

  • 綾瀬川流域で清掃活動する市民ら(市提供)

    綾瀬川流域で清掃活動する市民ら(市提供)

  • 綾瀬川流域で清掃活動する市民ら(市提供)

 綾瀬川流域の環境美化の一環として、住民参加型の清掃活動「綾瀬川クリーン大作戦」が行われ、流域自治会の住民や流域事業所、さいたま市職員など98人が参加した。

 綾瀬川は、かつて全国一級河川の水質ランキングで15年連続ワーストワンになったこともある川だったが、現在では流域各地の住民らの清掃活動、意識改革によって水質改善が進んでいる。

 今回は、馬喰橋から妙見橋までの川沿い3カ所を清掃した結果、燃えるごみ310キログラム、燃えないごみ160キログラムが回収された。参加者は、「思っていたよりも多かった」「粗大ごみは少なかったが、ポイ捨てされたごみが多かった」「河川敷では雑草が生えているが、ごみを隠すようなポイ捨ての温床になっている」などと感想を話していた。

 市では、清掃活動を見える化するウェブサイト「さいたまごみゼロ365」を開設している。ごみ拾いの参加者数、拾われているごみの数、活動状況の推移、個人や団体のランキングなどが確認できる。市では「地域の清掃活動などに役立ててほしい」としている。

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