埼玉新聞

 

中国「黄岩島」に領海基線 南シナ海、実効支配強化

  •  スカボロー礁周辺で停泊する中国海警局の艦船(左)と、操業するフィリピン人漁師の船=2016年12月

     スカボロー礁周辺で停泊する中国海警局の艦船(左)と、操業するフィリピン人漁師の船=2016年12月

  •  スカボロー礁周辺で停泊する中国海警局の艦船(左)と、操業するフィリピン人漁師の船=2016年12月

 【北京共同】中国政府は10日、フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)を巡り、領海の基線を定めたと発表した。国営通信新華社が伝えた。同礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は領有権を主張している。基線制定は自国領との主張を改めて強調し、実効支配を一段と強める狙いとみられる。

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