【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC)締約国会議のカウコランタ議長は11日の声明で、ICCのカーン主任検察官による女性職員へのセクハラ疑惑で「外部調査をする」と発表した。報道によると、カーン氏は疑惑を全面否定し「検察官としての職務を続ける」とした。
カーン氏はロシアのウクライナ侵攻に関連しプーチン大統領、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡りイスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状を請求したことで注目されている。
戦争犯罪に関与した個人を裁き、再発防止を目指すICCはノーベル平和賞候補にも取り沙汰されているが、疑惑が裏付けられればイメージの悪化は必至だ。