埼玉新聞

 

埼玉での積雪、転倒などで281人重軽傷 トラックがスリップ、後続トラック4台が追突する事故も

  • 雪が積もった駅前を歩く利用者ら=6日、さいたま市浦和区のJR浦和駅

 南岸低気圧の影響で県南部を中心に6日に降った雪は、越谷で最大5・5センチの積雪を記録した。県によると、県内では南中部、南東部、南西部に大雪注意報が発表され、7日午後5時時点で、転倒などにより281人が重軽傷を負った。

 県災害対策課のまとめによると、越谷で5・5センチ、杉戸で4センチ、さいたまと朝霞で3センチ、北本で1・5センチ、飯能で1センチの積雪を観測した。草加市の男性(84)が自転車で転倒して太ももを骨折するなど、男女10人が重傷。さいたまや川口、所沢など36市町で計271人が自転車や車、原付きバイクで転倒するなどし、軽傷を負った。

 6日午前10時40分ごろに県南中部、南東部、南西部に発表された大雪注意報は同日午後5時55分ごろに解除。県内の運休や遅延となっていた鉄道は、7日午前11時までにほぼ通常運行に戻った。一方、首都高速道路では雪の影響で、6号三郷線上りの八潮南から小菅ジャンクション(JCT)間で7日夕方まで通行止めとなった。

 春日部署によると、7日午前0時15分ごろ、春日部市下柳の国道4号で、トラックがスリップして横向きに道路をふさぎ、後続のトラック4台が追突する事故が発生。4人が軽傷を負い、病院に搬送された。

 同課は「まだ路面凍結が残っている場所もあるので、転倒に注意してほしい」と呼び掛けている。

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