人気児童小説を実写化した映画「ふしぎ駄菓子屋　銭天堂」（１２月１３日公開）のＰＲイベントが東京都内で開かれ、俳優の天海祐希、子役の白山乃愛と番家天嵩が登場した。

　天海は主人公の駄菓子屋店主・紅子を演じた。ふくよかな紅子の特殊メークに３時間ほどかかったといい「（メーク後の姿は）祖母に似ていて、やっぱり系統は似ていくんだなと思った」と振り返った。

　撮影中、口元のメークが崩れるのを防ぐため、あまり食べられなかったという。「どんどん痩せてしまったのですが（特殊メークで）誰も私が痩せていることに気が付いてくれなかった」と嘆き、笑いを誘った。

　白山は、インコのように物まねがうまくなる菓子「インココイン」を銭天堂で買う大野藍花を演じた。完成した映画を見て「紅子さんが原作の雰囲気のままでした」と語った。

　番家は、テストに出る問題が分かる「ヤマ缶詰」を購入する水野雄太役。「僕も雄太と同じで、勉強がちょっと苦手。『出るところが分かったらいいな』と思いながら、演じました」と話した。

　他に中田秀夫監督も出席した。