【ロサンゼルス共同】米大リーグ機構は１２日、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を発表し、ドジャースの大谷翔平（３０）がナショナル・リーグの指名打者（ＤＨ）部門で選出された。エンゼルス所属でアメリカン・リーグのＤＨ部門で選ばれた昨季に続き、２年連続３度目の受賞。日本選手ではマリナーズで２００１、０７、０９年に外野手部門で選ばれたイチローの３度に最多で並んだ。

　同賞は各球団の監督やコーチの投票で決まる。大谷は移籍１年目の今季、５４本塁打で２年連続の本塁打王、１３０打点で初の打点王に輝き、打率は首位に４厘差の３割１分と、三冠王に迫る好成績を残した。

　今後の表彰は１４日（日本時間１５日）に傑出した打者を選ぶ「ハンク・アーロン賞」や最も活躍したＤＨに贈られる「エドガー・マルティネス賞」が決まる。大谷の２年連続３度目の獲得が有力視される最優秀選手（ＭＶＰ）は２１日（同２２日）に発表となる。