埼玉新聞

 

埼玉の新成人は7万1563人 9日、46市町村で成人式 オンライン併用や分散開催する自治体も

  • 2020年の県内成人式

  • 県内新成人の推移

 2022年に成人となる県内の新成人が前年比1720人減の7万1563人(21年11月1日現在)になることが県教育局の調査で分かった。成人式は46市町村が1月9日、17市町が1月10日の「成人の日」に実施する。

 同局生涯学習課によると、自治体別では、羽生市や白岡市など20市町村で新成人が増加し、さいたま市や川口市など43市町で減少した。新成人が最も多いのはさいたま市の1万2952人で、最も少ないのは東秩父村の22人。

 減少率が最も高いのはときがわ町の32・5%で、吉見町が17・1%、和光市と神川町が15・4%、川島町が12・4%と続いた。増加率が最も高いのは長瀞町の19・2%。

 同課は新成人数について「10万人を切って以降(1999年から)は、増減を繰り返しながら緩やかに減少している傾向にある」としている。

 成人式で式典のみを実施する自治体は41市町村で、式典と併せて「恩師の言葉・ビデオメッセージ」「成人者の抱負・インタビュー」などの記念行事の催しを実施するのは22市町。新成人に記念品を贈る自治体は44市町村で、記念写真やペン、カード、アルバムなどを贈る予定。

 新型コロナウイルス対策としてオンライン併用や分散開催を行ったり、希望者に抗体検査キットを送付する自治体もある。

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