埼玉新聞

 

私立中学の入試、埼玉県内で始まる 新年度に描く目標 試験に臨む6年生、保護者からの声受け教室へ

  • 試験会場へと向かう受験生と保護者=10日午前7時50分ごろ、さいたま市岩槻区の開智学園

 県内の私立中学校で10日、入学試験が始まった。新年度に描くそれぞれの目標へ向け、小学6年生が試験に臨んだ。

 さいたま市岩槻区徳力の開智学園開智中学校では、午前8時50分の試験開始を前に、受験生と保護者が続々と集合。支援する在校生から注意事項を記した案内を受け取ると、緊張した面持ちで互いにうなずき合い、保護者からの「頑張って」の声を受け、試験会場の教室へと向かった。

 同校によると新型コロナウイルス感染防止のため、入り口で検温を実施。教室の入り口に手指消毒用のアルコールを設置し、換気を行いながら試験を実施した。

 開智学園中高一貫部の菅沼健児校長は「人生初めての受験に不安があるのは当然。皆さんが実力を発揮できるよう、学校として環境を整えて出迎えたい」と話した。

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