珍しいハンカチノキが見頃 狭山の植物園、若木と古木の2本生育 不思議な形で「幽霊の木」の俗称も
2019/04/28/00:00
真っ白なハンカチが枝から垂れ下がっているように見えるハンカチノキが、狭山市柏原の都市緑化植物園で見頃を迎えた。大型連休中の5月上旬まで楽しめるという。
ハンカチノキはヌマミズキ科の落葉高木。花弁はなく、雄花と雌花で直径2センチほどの球形を形成し、葉が変化した約15センチと5センチの2枚非対称の苞(ほう)に包まれ開花する。ハンカチに見えるのは2枚の苞で、その姿から「幽霊の木」「鳩(ハト)の木」の俗称を持つ。
同園では若木と古木の2本が寄り添うように生育。若木は25日ごろ白いハンカチ状に見え始め、古木は5月2日ごろ見頃を迎えそうだという。それぞれ1週間ほど楽しめる。
市内の主婦佐藤巧子さん(76)は「珍しいと聞き、初めて見に来た。不思議な形に感動した」と話していた。
28、29日午前11時と午後1時半から、ハンカチノキの観賞ガイドがある。入園無料。
問い合わせは、同園(電話04・2952・6131)へ。