島根県出雲市の出雲大社で、全国各地からやおよろずの神々が集まるとされる「神在祭」が開かれ、多くの参拝者でにぎわいを見せている。15日には良縁を祈る「縁結大祭」も開催された。17日の神々を見送る神事「神等去出祭」まで行事が続く。
集まった神々は、1年間の農業や縁結びにまつわる話し合い「神議」をすると言い伝えられている。
旧暦10月は各地の神々が留守になるため神無月といわれる一方、神々が集まる出雲地方では「神在月」と呼ばれる。
埼玉県越谷市から訪れた堀ノ江悠さん(30)は「神様がたくさん集まっている時に来ることができて、良いことがありそう」と話した。