埼玉新聞

 

17歳逮捕…不審に思った警官が職質、男性を狙った詐欺犯だった 別の男性も被害「知りません」

  • 手渡し詐欺未遂の容疑、少年を再逮捕=幸手市

 幸手市の男性(74)から現金をだまし取ったとして、吉川市に住む自称解体工の少年(17)が逮捕された事件で、幸手署は11日、別の男性から現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで、少年を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、昨年12月17日午前10時ごろから数回、幸手市の男性(77)方に孫を名乗り、「会社の金を横領して副業に充ててしまった」「このままだと横領罪で捕まってしまう」「500万円が必要」などと電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、昨年12月21日、管内で詐欺の予兆電話が発生していたため警戒していた警察官が、市内で不審な様子の少年を発見。職務質問したところ犯行が分かり22日に逮捕した。その後の調べで今回の事件への関与が浮上した。少年は「知りません」と容疑を否認しているという。

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