年収106万円の壁撤廃へ支援 厚生年金、保険料負担軽減
2024/11/15/15:36
社会保障審議会の部会は15日、会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する年収要件(106万円以上)を議論し、撤廃すべきだとの意見が大勢だった。保険料負担を避けるため働く時間を抑制する「106万円の壁」とされてきた。撤廃されれば週の労働時間が20時間以上の人は、年収を問わず厚生年金に加入することになる。老後給付が手厚くなる半面、保険料負担で手取り収入が減るといった課題があり、厚生労働省は支援策を提案した。