県警捜査4課と鴻巣署は13日、詐欺の疑いで加須市花崎3丁目、指定暴力団山口組傘下四次組織組長の男（56）と久喜市菖蒲町新堀、ミャンマー国籍の自営業の女（54）を逮捕した。

　逮捕容疑は、2019年2月27日、共謀の上、加須市内の不動産会社で、暴力団員が使用する意図を隠して、従業員の宿泊場所を装って借家の賃貸を申し込み、賃貸借契約を締結した疑い。

　同課によると、女は久喜市内でスナックを経営し、組長が店に出入りしていた。平屋建ての借家の契約者は女で、実際には組長が一人で住んでいたという。

　県警は共犯事件のため、2人の認否を明らかにしていない。