【ローマ共同】イタリア主要紙スタンパは17日、ローマ教皇フランシスコが近く出版される本の中で、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が「ジェノサイド(民族大虐殺)」に当たるかどうかの調査を国際社会に求めていると報じた。
教皇は「一部の専門家によると、ガザで起こっていることにはジェノサイドの特徴がある」と指摘。法律家や国際機関による定義に該当するか判断するため「慎重に調査する必要がある」との見解を示しているという。
教皇は9月の記者会見で、イスラエル軍によるレバノンとガザへの攻撃で多くの民間人が犠牲になっていることを「不道徳だ」と批判した。