埼玉新聞

 

30分間の食べ放題も 埼玉・秩父に観光イチゴ園オープン 本格的なイチゴシーズン到来、赤い果実たわわに

  • ビニールハウス内で真っ赤に実ったイチゴ=15日、秩父市田村の市川いちご園

 「いいいちごの日」の1月15日を迎え、秩父地域に本格的なイチゴシーズンが到来した。コロナ対策を講じながら約30カ所の観光イチゴ園が今月からオープンし、各園のビニールハウス内では、たわわに実った赤い果実が甘い香りを漂わせている。

 秩父地域では、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」などを栽培し、開園時期は6月中旬ごろまで。4月10日までの食べ放題(30分間)料金の目安は、小学生以上が1800円、小学生未満が千円。

 秩父市田村の市川いちご園では、県のオリジナル品種「あまりん」「かおりん」を中心に栽培。有機培土を使った高設土耕栽培で、腰をかがめずにイチゴ狩りを楽しめる。

 同園の園主で、JAちちぶいちご部会部会長の市川和正さん(41)は「コロナ禍のため足を運べない方や遠方で来ることができない方は、宅配を利用していただき、秩父のおいしいイチゴを味わってほしい」と話している。

 問い合わせは、秩父観光農林業協会(電話0494・23・3557)へ。

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