埼玉新聞

 

さいたまランフェス、親子楽しむ 初日は2千人、2日目は2500人がエントリー ランニング催し2年ぶり

  • さいたまランフェスの親子ランの部。マスクを着用してスタートする出場者もいた=16日午前、さいたま市緑区の埼玉スタジアム周辺

 さいたまランフェス2021―22が15、16日、さいたま市緑区の埼玉スタジアムと周辺で開催された。小学生と保護者が走る親子ランには約千人がエントリー。感染防止対策を徹底しながら、雲一つない冬空の下、元気に競技を楽しんだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、スポーツ体験型イベントは中止された。

 主催は市とさいたまスポーツコミッション。15日はハーフマラソン、5キロ、10キロの部、16日は車いす、親子ラン、1・5キロ、3キロ、4時間チームランの部が行われた。

 近くに住む金台拓也さん(40)と長男の市立美園北小学校4年要君(9)は、親子ランの部に参加。要君はハンドボールチームに所属しており、日頃から親子で走っているという。「(スロープの)上りがつらかったけど、日なたがあって体が動いた。ゴール前に笑顔になれた」。拓也さんは15日のハーフマラソンに続いて連日の出場。毎年参加している拓也さんは「昨年は中止で残念だった。感染予防しながらだけど、参加できて良かった」と話していた。

 市は14日、ボッチャやスケートボードなど体験イベントの中止を発表。ランフェスでは、間隔を空けた整列や走行直後のマスク着用、大声による応援を控えるよう求めた。

 15日は約2千人、16日は約2500人がエントリー。感染拡大を懸念して、キャンセルの連絡が複数あったという。主催者側は「感染拡大している状況の中だが、しっかり感染対策をして開催をできると判断した」としている。

 市が会場を設定したランニングイベントは19年12月のさいたま国際マラソンの駒場ファンラン以来、約2年ぶり。

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